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「大丈夫か?」
俺が声をかけると。
「はい、大丈夫です!」
どこかで聞いたことのあるような声の返事が返ってきた。
その時、月の明かりが差し込み。
女性の顔が見えた。
「会長かよ・・・・・・・」
そこには我が学園のの生徒会長の七河椛の姿があった。
俺は会長に聞こえない程度の声でつぶやいた。
朝の会話はどうやらフラグだったようだ。
「!?」
会長は俺の顔を見て何故か驚いていた。
「どうした?」
「なんでもないです!」
会長は手を必死に横に振っていた。
「それより、あなたは大丈夫ですか?」
「大丈夫だ」
俺はネクタイをはずし暴漢者の手を縛り上げた。
「取り合えず警察を呼ぶか」
俺は110番通報をした。
すぐに警察が来てくれるようだ。
「警察がすぐに来てくれるようです」
「そうですか」
安心したのか肩の力が抜けて、涙を流していた。
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