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「マジですよ」
会長は笑顔で言ってきたが。
いや、さっき死ぬかもしれない体験をして平然と一人で帰るってどういう根性をしたらそうなるんだ。
「ハァー、会長の家はどっちだ?」
「あっちの方ですが?」
質問の意図がわからなかったのか、会長は不思議そうに尋ねて来た。
会長が指差した方は俺の住んでいるアパートのほうだった。
「俺も家がそっちのほうなので、途中まで送りますよ」
少しでも断ったら、速攻帰ろう。
「本当ですか!お願いします」
会長はそう言い頭を下げた。
予想外だ・・・・・・・
そういうわけで一緒に帰ることになった。
まあ、途中で別れるから・・・斉藤さんにはばれないはずだ!
そういえば、会長に名前教えたっけ?まあいいか。
その時、会長が話しかけてきた。
「純君はもう夜ご飯は食べてた?」
「ああ、それで帰りが遅くなって。近道であそこを通ったら会長達がいたと言うわけだ。会長は夜ご飯は食べたのか?」
「いえまだです」
その時。
グー
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