脇役の日常?

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「そろそろかあ」 春の陽気がただよう、4月。 俺宮本純高校2年がここ大桜学園でなぜつぶやいているかと言うと。 今の時間、朝のホームルームの時間なのだが、まだ主人公が来ていないのだ。 「そろそろって何がだ?」 今話しかけてきたのは主人公の友人であり、クラスのいじられキャラの山本 剛(やまもとつよし)である。 「そろそろ、お前の友人の主人公が来る時間と思ってな」 「なるほど。それにしても、あいつ遅刻が多いくせに評価は良いんだよなあ」 ここで軽く主人公の説明をすると、金井 龍(かねい りゅう)俺達と同じクラスで、主人公である。 運動ができ、イケメンでさらに勉強もそこそこできる。 性格はお人よしで、女子にはモテモテのため男から嫉妬され、友人はほとんどいなく。 男の友達は剛くらいである。 俺は別に嫉妬しているから友達にならないわけではなく、なる理由が無かったからなっていないのだ。 その証拠に、龍とは剛に誘われて何度も遊んだことはある。 まあ、あいつが俺のことをどう思っているかは知らないが。
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