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「うまかった。剛もそう思うだろ?」
「・・・・・・・・・うん」
現在、学校が終わり、ゲームセンターで少し遊んでから剛の奢りで寿司を食べ終わった帰りである。
剛は財布の中身を見ながら、今にも泣きそうな顔をしていた。
「どうした?泣きそうな顔して、寿司不味かったのか?」
本当は理由はわかってるが。
「・・・純さん・・・遠慮って言葉知ってますか?」
「友達に遠慮はしないさ」
「今使う言葉じゃない・・・・・・どんだけ食うんだよ・・・・」
だいたい7000円くらい俺一人で食べました。
「うまかった。今日のことは忘れてやる。あとほれ」
俺は2000円を剛に差し出した。
「俺も少し悪かったからな」
「純・・・ありがとう」
剛はうれしそうに受け取っていた。
単純で扱いやすいところも、主人公の友人のポジションにぴったりだと思う。
「じゃあ、今日は帰るか」
「だな、また明日」
「おう、また」
俺はそう言い歩いて帰ることにした。
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