第1章 それから2年後…

2/10
前へ
/162ページ
次へ
尚輝side ピリリリ……… 目覚ましの音で僕は目覚めた。 尚輝「ん………」 カチッ 目覚ましを止めて時間を見ると6時40分だった。 尚輝「起きるか……」 タッタッタッ… 階段を降りリビングに行く。 ??「おはよう、尚~。」 尚輝「おはよう、蒼衣姉さん。」 今、僕が朝の挨拶をしたのは、蒼衣姉さんだ。 この家に住んでいるのは僕と蒼衣姉さんと…。 ??「おはー。」 ??「おはよ~。」 尚輝「おはよう、萌姉さん、弘輝。」 萌姉さんと、弟の弘輝だ。 この家に住んでいるのは、僕と、蒼衣姉さんと萌姉さん、そして弘輝の4人で生活してる。 ちなみに、両親とは別で暮らしている、仲が悪い訳じゃない。実際、僕達に生活費を送っているのだから。 僕達がお願いしたのだ。 あと、この4人の兄弟の中で蒼衣姉さんが一番上だ。 蒼衣姉さんは、美容関係の仕事に就いて僕達の生活費を稼いでいる。 萌姉さんは大学に進学し、今は2年生である。 弘輝はまだ、中学3年生であり、来年僕達の高校に進む予定である。 蒼衣「みんな、朝ご飯できたよ~。」 『は~い。』 弘輝「兄さん、僕思ったんだけどさぁ、高校に入ってどう?」 尚輝「それは、どういう事だ弘輝?」 萌「つまり、尚っちがさモテてるということを言いたいんでしょ弘輝。」 弘輝「そうだよ。(^_^)v」 尚輝「そりゃ、大変だよ……。毎日、追いかけれるんだから……そういう弘輝、君はどうなんだ?」 弘輝「あ……僕は……『大変って言いたいんでしょ』その通りです…。」 そう、実際僕達兄弟は何故かモテモテなのである…。 お互いに同じ辛さを味わっているのである……。 その中でも僕は一番大変だけどね……。 何でって?そりゃ…僕だけ学校外でも大変だからさ……。 実際………僕のうわさは結構広く伝わっているし………。 過去には中学校の時、僕に会いに来たと言う理由で転校してきた女の子もいたし……。 高校も、僕の噂を聞きつけてか…女子が一気に入ってきたということも聞いたし… 正直言って辛いのだ……。 尚輝「というか…姉さんや弘輝はさ、外までは流石にモテないでしょ。僕だけは外でも辛いからね!」
/162ページ

最初のコメントを投稿しよう!

96人が本棚に入れています
本棚に追加