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「あ……ッ」
裸の体から沸き立つ湯気。
首にはタオルを引っかけているから、下は勿論……。
「っ、きゃーー!」
私は気が動揺してしまって、思わず悲鳴を上げてしまった。
彼はビックリしたように目を丸くして、逃げるように走って自分の部屋へ戻っていってしまった。
今の誰? あれがマサヒトさん? いや、確か眼鏡は弟さんの方って父が言ってたから、キヨフミさんか……。
どうしよう、悲鳴なんて上げちゃった。向こうだって女に裸なんか見られて嫌だったはずなのに……。
それにしても、男性の裸を見るのは初めてで、少しまだドキドキしている。
キヨフミさん、すごくかっこよかったな。あんな人が引きこもりで、あんな人が私のお兄さんになるの……?
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