第6章

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第6章

☆すれ違い☆ 詩ちゃんに会わなくなって、どれくらいだろうか。 彼女を初めて見かけたのは中学1年の春だった。 通学路の桜並木を小柄で色の白い、可愛い女の子が友達と笑顔で歩いていた。 彼女に見とれていると、一瞬目があったような…。 とても柔らかな表情で、まるでマリア様のように見えた。 俺の初恋だった。
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