3人が本棚に入れています
本棚に追加
今日は、はっきりさせなくちゃ。
わざわざ朝、松田君を呼び出した。
肩に腕をまわされた時、私は松田君を見上げた。
「松田君、やめて…。」
「いいじゃん、俺たちラブラブでしょ。」
松田君は、笑顔で肩の手に力を入れた。
------------
---------------
「松田君、話があるの。」
「やっと僕と付き合う気になった?嬉しいよ。」
松田君は、私を強く抱きしめた。
「や、やめて…。違うの。私、松田君とは付き合えない。好きな人がいるの。」
抱きしめた手を緩めることなく、更に強く私を離さない。
「ごめんなさい。私がはっきりしないから…」
力強く、彼を離そうと押すも男の人には敵わず…。
彼を見上げた…。
彼の唇が私の唇を塞ぐ。
一瞬、何がなんだか分からず。
でも、背筋が凍る感覚がした。
彼を突き放そうとすりと、更に強くキスをする。
苦しい…。
息ができない…。
嫌だ…。私のファーストキス…。
一瞬、唇が離れたかと思うと、今度は私の舌を奪い、ねっとりと絡ませてきた。
離れようとすると、片手で私の両腕を後ろで強く固定し、もう片方の手で頭を抑える。
絡まった舌は、離れる事が無く、だんだん頭の中が真っ白になる。
何度も何度も、彼の舌が私の中でいやらしく動く。
足がガクガクと震え、立ってられない。
涙がドクドクと、流れ…。
床に崩れ落ちた…。
彼の力が弱まった…。
瞬間…。
彼は、私にまたがり私の制服のブラウスに手をかけた。
次の瞬間、
ブチブチブチッ…。
ブラウスのボタンが床に転がった…。
なに…何をする気…。
怖い…。
怖い…。
助けて…。
恐怖のあまり、声が出ない…。
彼は、両手で私を抑えつけ、私の首筋から、胸元に舌を滑らした。
「やめてぇぇぇ。」
私の悲鳴が教室に響き渡った…。
最初のコメントを投稿しよう!