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☆ 出会いと反省☆
「よしっ!」鏡の自分に激励。
今度こそ、やりとげるのよ。
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「よぉっ~し。」また鏡の中の自分に喝をいれる。
今度こそきっと出来るわ。
って私?
どうやったら、勇気が出るのよ。
…好きって伝えたい。
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暖かな風と、暖かなな陽射しが心地良い4月。私は高校に入学した。
高梨 詩。 16歳。
何をしても、箸が転んでも楽しかった10代。
ねぇ、貴方に初めて出会ったのは入学式だったね。
私は、貴方を見た時の衝撃を忘れないよ。
忘れられないよ。
入学生代表で堂々と前を向き挨拶をしていた。背がすらっと高くて、少しブラウンがかった柔らかそうな髪、穏やかな声、吸い込まれそうな瞳を持つ貴方から目が離せなかった。
「ねぇ、うたぁ~。ちょっと聞いてるの?」
「えっ?な、何?」
小学4年生の時に、私のクラスに転校してきた、親友の相楽 真知子。
真知子はとにかく元気が良くて、サバサバしてて、男女問わず人気者。
時々、なんで真知子は私なんかと親友なんだろう?って思う。
「詩、さっきから私の話しなんて上の空だね。」
「そ、そんな事ないよ。今日のアイラインがどうして気にいらないの?いつも以上にキレイだよ。」
話を聞いていなかったなんて言えない私は、真知子を褒めて褒めちぎる。
「髪もキレイに巻いてるね。どうやったらそんなにキレイに巻けるの?」
「それはね、、。」
って真知子は嬉しそうに語り始めた。
真知子は本当に美人。背は168cmとすらっと高く、足はモデルのように細くて長い。奥二重で切れ長な目。髪は肩より少し下でキレイなウェーブ。勿論、ナイスバディー。
女の美学を語らせたら右に出る者はいない。
私は、そんな真知子が大好きで、憧れで、自慢の親友。
私はというと、背は155cm。細身で色白で・・・ペチャパイ・・髪は黒くてショートカット。まさに小学6年生の男の子みたい。
神様は、不公平だ。
私も真知子みたいにキレイだったらなぁ…。
………。
ちがうっ…こんなにもキレイな真知子がずっと側にいたのに、私ときたら真知子から女の美学をなんにも学ばなかった。
いやっ、吸収しなかった。
私のバカバカバカバカ~ッ(泣)
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