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俺たちは対岸側へと橋を渡り川沿いの道に入った。
しばらく進むと、歴史のある牧場が掲げているような木製の古びた看板が目に入った。
「雨鱒村?」
運転席にいる年雄が看板を見ながらそう呟いた。
「いいネーミングだな(笑)」
アメマス大好きな俺が相槌を打つ。
「どんな村なんだろうな。」
「めちゃくちゃ興味あるわ(笑)」
「うん(笑)帽子が引っ掛かった場所に行くには、この先に進むしかなさそうだな。とりあえず進むぞ。」
年雄は、そう言いながらアクセルを踏み込んだ。
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