最終決戦

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魔「勇者、武闘家、僧侶、そして白魔導士よ。よくぞここまで来たな。褒美として全力で戦ってやろう!」 そこに立つのは魔王と呼ばれるに相応しい風格、おぞましさ、ほとばしる魔力を持つものであった。 勇「魔王よ、お前を倒し世界の平和を必ず取り戻す!覚悟しろ!」 勇者はいきり立って魔王に切りかかる ガギッ 鈍い音とともに勇者ははじき飛ばされた。 武「勇者殿!」 魔「パラシーズ」 追い討ちをかけるように、魔王は勇者たちに麻痺魔法を唱えた。 僧「きゃー。・・・身体が動かない・・・」 魔王の強力な魔法は勇者たち全員を痺れさせた。 勇「・・・な、ぜ・・・だ?」 魔「不服そうだな、勇者たちよ。なぜ?なぜ?なぜ?どうして、身体が痺れるのか?みんなはちゃんと状態異常対策はしてあるはずなのに?」 白「・・・そうか、この陣だな。」 魔王の笑みを遮るように、白魔導士はつぶやいた。 魔「さすが、わ・・・白魔導師といったところか。そうさ、ここの床には防具にかけられた効力を無効にする力が働いておる。いわゆる、呪いさ。」 魔「さあ、ここから本題に入らせてもらう。」
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