異世界

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「それで?転移するとしてどこへですか?」 「とりあえずこの家の外かな。その後のことは走りながら考えよう」 「わかりました少し時間を稼いでください」 「おーけー」 (ちなみにここまで超小声です) 時間を稼げって言われても発動まで5秒ほどだからな~ 特に時間を稼ぐ必要も無いと思うが…、よし……。 転移まで5秒… 「おいおっさん」 転移まで4秒… 「なんだよクソガキが!」 転移まで3秒… 「なんで俺たちがこんな余裕こいてるかわかる?」 転移まで2秒… 「もう諦めてんだろ?どーせ捕まるんだからな」 山賊のおっさんはケラケラ笑っている 転移まで1秒… 「正解はぁ…」 「転移でしたぁぁぁぁバァァァァァァァァァァカ」 「ちょっ!テメーまちやがれクソが!!」 おっさんは焦ってこっちへ走ってくるがもう遅い 「じゃーねー」 最高にムカつく笑顔を作りながら手を振ってそう言う。 そして俺たちは家の外へ転移した。 _______________________________ 本日、2度目のやっちまった 何故かって?、 外にいた山賊に見つかったからさ! その後はワラワラと集まってくる山賊、さっき煽っていたおっ山族まで出てきて冷や汗をだらだら流す俺、隣を見てみると何故か一人だけ臨戦態勢なミシェル。 こいつ人の話し聞いてた!?戦闘は避けてトンズラだって!! 「ミシェル…、町ってどっち?」 「あっちですけど…」 「よし……。 逃げろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」 「えっ!ちょっと!」 ミシェルの手を引き町のある方向へと全力疾走する俺、 まぁそんなことして山族が追って来ないわけも無く…。 「ゴラアアアアアアアアアアクソガキ共がああああああああああまちやがれええええええええええええええええ」 「俺たちのお宝返せえええええええええええええええええ」 「ちょっとそこのいい男、やらないか?」 一人やばいのが混ざってた気がしたがおそらく気のせいだろう、いや気のせいだと思いたい。 「待てと言われて待つアホなんかいないっていうううううううううううううううううううううう」 俺達と山賊+ガチホモは物凄い速さで林の中を駆け抜けていく 後ろからは魔法が飛んでくる
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