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ミシェルが支払いを済ませて戻ってきた。
「これからどうしますか?拓也さん」
どうするもこうするもお金も家も無いからな~、
「そうだな~とりあえず入れそうなギルドでも探すよ」
ギルドに入れば生活するお金は作ることができそうだし、
住む場所はとりあえず後回しだな。野宿とかやだな~
「そうですか、では私の所属しているギルドに来ませんか?」
ミシェルもギルドに入ってるのか、じゃあそのギルドに行った方がいいかもな
俺のミッションはミシェルを守ることだし、いつもできるだけ近くにいたほうがいいよな
「じゃあそうしようかな。案内してくれる?」
「わかりました」
そういうとミシェルは街の中心へ向かって歩き出した。
「そういえばミシェルってギルドでは何ランクなの?」
「わたしは一応SSランクです。」
やっぱりめっちゃ強いじゃん16~18歳の平均ギルドランクは確かBだったよな?
「めっちゃ強いじゃんミシェルって」
「そんなこと無いですよ。もっと強い人たちは国から召集がかかり帝と言う地位が与えられます」
「あぁ、確かこの国の最高戦力だよね」
そいつらだけで一国を落せるとも言われている程マジキチな集団だ。
「そうです。その人達はオーバーランクのクエストを受けることもできます。私もいずれなりたいです」
大丈夫、あんた一人で神と同じぐらいの力を持つようになるから。
「着きました。ここが私の所属しているギルド。
『漆黒の終焉』です」
ハーイ。めっちゃ中二って思った人、挙手~
これは予想以上にひどい。
ひどすぎる。ここまできたら取り返しがつかないよ!
「いや~、いいと思うよ漆黒の終焉。うんうん」
何とか表情に出さないように笑いをこらえる
このギルド作ったギルドマスターってどんな感じなんだろう?
邪気眼とかじゃないといいが…。
「じゃあ行きましょうか」
ミシェルに続いてギルドの中へ入る
内装は酒場って感じが近いかな?
ギルドの中には酒を飲んでるおっさんやトランプしてる危なそうな奴らもいる
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