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「その反応、やっぱりやってないのにここに遊びに来たんでしょ!」
そう続けて早川バッティングセンターの一人娘である早川羽衣(ハヤカワ ウイ)は祐介を睨み付けた。
「いや、ちゃんと朝に長時間やったから大丈夫、もう少しで終わるから、最終日までには終わらせるから」
そんな羽衣の迫力に気圧されながらも祐介はこのバッティングセンターに来るまでに考えていた言い訳をくりだす。
「ホントに?長時間やったって、どれくらいやったの?」
「え・・・・あ・・・・15分くらい?」
「全然やってないじゃない!どこが長時間なのよ・・・・」
ちょうど『全然やってないじゃない!』の部分でマシンから放たれた第3球がドンと祐介の横を通りすぎ、備え付けのクッションに直撃したこともあり、祐介は横によろめいた。
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