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私のそれは、
珍しく仕事でミスをして残業になってしまった木曜日に起こった。
仕事を無事に終えて、パソコンをシャットアウトして周りを見回すと、オフィスには私と三浦くんしか残っていなかった。
静かな部屋に三浦くんのタイピングの音が響く。
私のデスクから見えるのは真剣に仕事をする三浦くんの……
相変わらず白い首筋。
私は周りに人がいないことをいいことに、三浦くんの背中を見つめていた。
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