はじまる前

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申し遅れました。 私は、芹沢 美桜(せりざわ みお)。 桜の季節に生まれたので、この名前になりました。 仮の部室に集まり、皆一人ずつ自己紹介。 演劇部は女性を中心に、男子も数人入っていた。 顧問の先生もすでに決まっていて、行動の早い彼女『脇(わき)』さんが部長に。 こうして脇部長の活躍により、演劇部は復活した。 記念すべき最初の舞台は戦争モノ。 仲の良かった男たちが戦場へ旅立つと言う、恋心も入った別れのお話。 生徒よりも先生方が胸をうたれたようで感動していた。 強面の先生も泣いていたような気がする。 その舞台が終わってから、おかしな事が起こり始めた。 なんと! ファンクラブと名乗る男子からプレゼントを貰ったのだ! 笑顔のまま呆気にとられた、、 もんぺ姿のどこにそんな要素が!? 今や懐かしいラブレターも、手渡し・靴箱・友達からと言い届けられた、、 もう一度言う… もんぺ姿のどこにそんな!? まぁいいけど。。 …笑ってスルーする事にしよう。 笑ってくれるアイツにメールしよう。
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