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頭が混乱したまま放課後になった。
ちょっ…
ちょっ…
ちょっと待てよ…
そう言えば…よく見ると…
周りは…男と女を意識してる人ばっかりで…
すでに『好きな人』とか『彼氏』『彼女』が、出来上がっておられる様子…
私がやさぐれている間に…なんてこった！
確かに…
中学と高校では違う。
男子は、男っぽくなるし
女子は、もう大人に見える…
私は…
まだまだ子供で居たかった…
男も女も関係なく純粋に…
下心無しの仲良しで居たかった…
もうそれも無理なのかな…？
ダメなのかなぁ？
ただの仲良しじゃ…ダメなのかなぁ…
「ねぇ、新は彼女いるの？」
パソコンをいじってる手が止まる。
新(あらた)はいつも、誰も居ないような空き教室や階段を見付けては、一人でパソコンをいじってる男の子。
「居たけど？一週間くらい。」
「ええええ!?何で!?何で!?マジで!?」
「おまっ…思いっきり失礼だな。」
だって驚いた！
皆、何で、そんな、だって、、
興味津々で新を見てると、淡々と話し始めた。
「向こうから告ってきてOKしたけど、『何か違う』って言われて、一週間でフラれた。」
へぇー………………
「って！短っ！」
何それ何それ何それー！
告ってきてフルの？？一週間？
「まぁーそんなもんだろー。」
ぅおっ…大人ー…
顔色ひとつ表情も動かさず大したもんだ。
「そんなもなのかなぁ～。」
「イベントみたいなもんだし。熱が冷めればハイおしまい。みたいなね。」
恋愛って…何なんだ？
「てか、新はその子の事、好きだったの？」
「んー？…ナイショ。」
あれ？
好きだから付き合ったんじゃないのか？
んーーー？
ますます分からん。
そう言えば、、
理久は彼女…居るのかな？
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