春らんまん

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包み込まれる温もりが心地よくて 夢の中でふわふわと揺れていた うっすらと目を開けると まだ夜は明けていない薄暗い部屋 腰と背中をギュッと 抱きしめられて身動きできない ふれあう裸の胸が恥ずかしい 「ん」 身動きした岳大の温かな寝息が 胸にかかる この前泊まった時と同じ状態だけど 唯一違うのは2人とも身体に 何も纏っていない 「…私…岳大と…」 昨夜を思い出し 身体に残る確かな違和感に 熱くなっていく頬
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