美しきあの日の思い出……。

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 俺には、幼馴染みがいる。 「あ、あのっ……あそ、ぼ?」  いっつも一人で、寂しそうで臆病な女の子。 「……あっ、まって……!」  誰にも構って貰えなくて、何時も泣いてた女の子。 「また、あそんでもらえなかった……ふぇっ……ふぇーん……!」  そいつを見た時、幼いながらに思ったんだ。俺がこの子を守ってやらなきゃって。 「っ!? だ、だれ……?」  だから、俺は約束したんだ。 「おれか? おれのなまえは……」 「おい、マッキー! マッキー!?」 「………………あン?」
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