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本日、最後の科目。
現国のテストも終わって、チャイムが鳴り響く。
なんとか数学以外は…
結構、出来たと思う。
まだ明日もテストがあるし、悔やんでばかりもいられないし。
名前も気付いて書いたし…
問題も出来たと思うんだけど。
……あぁ、でも
気になってしょうがない。
けど取り敢えず、
帰る準備をすることにした。
「唯ちゃん、今日は準備室行くの?」
「……あぁ、うん」
「一緒に、勉強していいかな?」
「うん。モチロン」
日向ちゃんは、
私が電車に乗るのが苦手で、練習にも付き合ってくれていた。
時々、一緒に準備室で勉強もすることがある。
話しも合うし、
何年も前からの友達のように仲良くなることもできた。
……松居君には、
『類友』だといって、
笑われることもあるけど……。
あんまり気にしない事にしていた。
と、いうよりは、気にならなくなっていた。
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