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HRも終わって、
日向ちゃんと一緒に駅までの道を並んで歩いていた。
「唯ちゃん!ドーナツ食べて帰る?」
「うん!聞いたら食べたくなってきたぁ」
いつも、結局何かを食べて帰ることになってしまう。
2人で笑いながら駅まで歩いてると、あっという間に着いてしまうほど、楽しい時間を過ごすことが出来ていた。
そんな時間が過ごせてることが、本当に嬉しかった。
たまにだけど、
リサとも会って一緒に帰ることもある。
リサとは学年が変わったけど、
そんなことを気にすることもなく、前みたいに接してくれていた。
付き合いが長いリサの存在は、
今も変わらず、私にとって本当に大事な存在だった。
誰とでも仲良くなれるリサは、日向ちゃんとも仲良くなって。
本当に入学した頃のように、楽しい時間が戻ってきたようだった。
「あっ、唯ー!」
駅が見えてきたら、
リサが大きく手を振りながら呼ぶ姿が視界に入ってきた。
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