455人が本棚に入れています
本棚に追加
「……ここって」
リサも居ないし、
先生の肩に顎を乗せて
冷静になって辺りを見ても、
見たことのない知らない部屋だった。
「俺の家だけど」
「……へっ!……リサは?」
「ふ、柊、驚き過ぎだよ。正確には俺の実家。竹野内は駅から帰ったよ」
言いながら、抱きしめてくれてた先生が離れていく。
「ビックリしたんだぞ?竹野内が、学校に電話してきてな。倒れたって言うから…」
リサが電話してくれたんだ。
「すみません」
「いいから、ゆっくり休んでろよ?柊の家にも連絡してるから。落ち着いたら送っていくよ」
「はい…」
優しく頭を撫でてくれて、横になるよう促された。
ーーコンコン…
『暖人ー!遊んでよ?』
「ハァー。またかよ?じゃ、寝てろよ」
ーーガチャ…
「あー!暖人。お姉ちゃんとエッチしてたんだ」
「はぁ!?」
「ええ!?」
ドアを開けた可愛い男の子が、
いきなり、変なこと言うから…
思わず、飛び起きてしまった。
先生は、頭を抱えて固まっているし。
最初のコメントを投稿しよう!