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「……ここって」 リサも居ないし、 先生の肩に顎を乗せて 冷静になって辺りを見ても、 見たことのない知らない部屋だった。 「俺の家だけど」 「……へっ!……リサは?」 「ふ、柊、驚き過ぎだよ。正確には俺の実家。竹野内は駅から帰ったよ」 言いながら、抱きしめてくれてた先生が離れていく。 「ビックリしたんだぞ?竹野内が、学校に電話してきてな。倒れたって言うから…」 リサが電話してくれたんだ。 「すみません」 「いいから、ゆっくり休んでろよ?柊の家にも連絡してるから。落ち着いたら送っていくよ」 「はい…」 優しく頭を撫でてくれて、横になるよう促された。 ーーコンコン… 『暖人ー!遊んでよ?』 「ハァー。またかよ?じゃ、寝てろよ」 ーーガチャ… 「あー!暖人。お姉ちゃんとエッチしてたんだ」 「はぁ!?」 「ええ!?」 ドアを開けた可愛い男の子が、 いきなり、変なこと言うから… 思わず、飛び起きてしまった。 先生は、頭を抱えて固まっているし。
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