455人が本棚に入れています
本棚に追加
☆☆☆☆☆
ーーガチャ…
「……あら。もう大丈夫?」
「はい……すみませんでした。急に……お邪魔してしまって」
部屋から出ると、
多分……先生のお母さんが声を掛けてくれた。
「確か、柊さん。よね?」
「…はい。お世話になってます」
慌てて、ペコリと頭を下げた私。
「いいのよ?そんなに緊張しなくても」
穏やかに優しく微笑んでくれる。
その表情が、笑顔が、冬木先生によく似ていて
「……あの、先生はどちらに」
「翔の相手してるから。お茶でも飲まない?ね」
とても可愛い感じの人だった。
……促されて、
リビングに入ると
「暖人、ズルしたー!」
「気のせいだろ?翔が下手なんだよ」
冬木先生と翔くんが居て、仲良く?ゲームで遊んでいた。
「どっちが子供か、わかんないでしょ?」
「……いえ、仲がいいんですね」
先生のお母さんの言葉に、
つい、笑いそうになってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!