第1章

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「もしもし?」  「もしもし?けんちゃんの話し聞いた?」電話の相手は長年の親友ともなる隆二だ。話が早いなと思いながら  「うん、さっき電話で聞いた。予想通りだったな。」  「本当にな。やっぱ俺等の中でも一番早く結婚するんはけんちゃんだったなぁ。」  「なんか友達が結婚ってなっても実感沸かんよな。俺等もそんな歳ってさ。」  「今でも俺とマサで居ると昔の話しばっかだしなぁ。」と、本題を思い出したかのように  「あ、マサけんちゃんの結婚式参加するだろ?」と尋ねた。  「もちろん。それに健二と由紀の結婚式のプランナー頼まれたし。」と先ほど頼まれた内容を話したが、言って良かったのかな?と思ったがもう手遅れだ。  「え、そうなん?良かったな!マサ昔友達のプランナーするのが夢って言ってたし!」よくまあそんなことまで覚えてるなあと感心する。  「まぁまだ確定したわけでは無いけどな。それより今日空いてる?」  「いや、今日は休みだしパチンコ行こうと思ってただけだから暇っちゃ暇だ。」つくづく似た者同士だなと思い肩をすくめた。  「そんなんじゃ由香さんにまた怒られるぞ。」と笑いながら言い  「それじゃ久々に遊ぼ。13時に梅田のビッグカメラで。」  「了解。んじゃ後で。」と言い電話を切った。  
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