終わり。そして、始まり。

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学校の放課後、帰り支度をしていると 「紫、一緒に帰ろうよ」 そう言ってそいつ、幼馴染みの篠原龍馬(しのはら りゅうま)は僕、弓弦 紫(ゆみづる ゆかり)に話しかけてきた。 紫「えー」 正直に言って僕はこいつが大嫌いだ。でも他に友達と呼べる人のいない僕の唯一の友達でもある。そんな龍馬に女の子達が集まってきた。 「ねー、龍馬。弓弦とじゃなくて私と帰ろう?」 「何言ってんだ。龍馬はあたしと帰るんだよ。」 「いや、私と」 「私と」 そんなこんなで龍馬達の集団+僕って感じで帰る。 一応男の僕から見ても龍馬はかっこいいし、龍馬は凄くモテる。 この娘達は皆、龍馬の事が好きな子達で龍馬に近づこうとしてるんだけど龍馬は鈍感だから全然気づかなくて、その八つ当たりに僕は彼女達からいじめにあっている。(僕の線が細くて弱そうなのも原因かも知れないけど) まず学校に忘れ物をしたりしたら確実に無くなるか壊れて戻ってくる。無視されたり足を引っかけられるのはしょっちゅうだし、階段で突き落とされそうになったり…、一度駅のホームで突き飛ばされて危うく電車に轢かれそうになったこともある。(その時は突き飛ばされた勢いを利用して向かいのホームの線路まで行って事なきをえた。)
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