第1章

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けれど先輩は予想してたとばかりの反応だった。 はぁ、と一言溜息をつくと、 「でしょうね。 じゃあアレよ、私の手伝いって事でお願いするわ。」 先輩の手伝い? 「えっと、何を手伝えばいいんですか?」 僕のその問に先輩は右手で髪を掻き上げながら正面の椅子を指し 「ん........、そうね、取り敢えずそこにでも座ってもらえるかしら」 「はい、失礼します」 僕はそう言うと椅子に腰をかけた。 先輩は僕が座ったのを見計らって 「これから暫くの間、そこに座って私の話相手にでもなってて頂戴」 そう、告げた 「は?」 「だから、そこに座って私の話相手にでもなってて頂戴と言ったのよ」 「え、放課後ですか?」 俺としてはこんな美少女と話せるなんて嬉しい限りだが、意味がわからない。
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