21013人が本棚に入れています
本棚に追加
「昔から…って…
初めて会った頃?
暁臣メッチャ睨んでたじゃん。
あたしも変わらないけど。」
あたしが首を傾げると
暁臣はあたしの肩を抱き寄せて
夜空を見上げた。
「…まぁ、仕方ねーか。
覚えてても微妙に複雑だし。」
って、ポツリと呟いて。
暁臣は眼差しをあたしに
ゆっくりと戻した。
「お前が笑えば、俺も笑える。
恩恵を受けるって意味では
“月と太陽”ってのは
一対なんだよ。」
・
最初のコメントを投稿しよう!