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「っん…」
「…やっぱ欲しいかも。
こういう時は特に…」
そう呟いた暁臣が
口元を抑える
あたしの手を
掴んで下ろさせて…
「…へ?」
「…未だに言えねーんだよな。
俺の強情な嫁さんは。」
そんな事を口にしながら
暁臣が意地悪な眼差しで
不敵に笑った…
「“愛してる”って言ってみな?」
暁臣の低い意地悪な声
暁臣に求められる
その求愛の言葉は…
あたしに欲しがらせる
魅惑の言葉みたい。
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