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どうしよう間が持たない助けてだれか。
僕が生徒会室に入ってから10分。
無言のままだった。
このままじゃ駄目だ、どうにかしないと。
そんな事を考えながらどんな話題をフろうかと思っていたところ、意外にも先に口を開いたのは美少女の方だった。
「貴方は……、夢ヶ崎真琴君でいいはずよね?」
「え........あ、え、は、はい、そ、そ、そうですけど........ど、どうして僕の名前を........?」
突然話しかけられた為、若干挙動不信になってしまった。
気持ち悪いとか思われてないかな。
「............。 先生に聞いていたのよ」
確実に引かれてるよねこの間は。
違うんだ突然だから驚いただけで、いつもはユーモア溢れるムードメーカーなんだ!!
自分で言うあたりお察しの通りである。
そんな内心とは裏腹に今度こそ落ち着いて対応する。
「はぁ........。 えっと、先輩の名前聞かせて頂けますか?」
僕がそう言うと、彼女は少し驚いた顔をして
「これは驚いたわ........、私の名前を知らないなんて.......。 名前くらいは知っているものだと思っていたのだけれど........。」
「え? 先輩ってもしかして有名な方ですか?」
凄い美少女だし、もしかしたらモデルとか?
僕ってファッション雑誌とか見ないからなぁ。
「有名と言えば有名ね。 この高校限定だけれど。 それじゃあ改めて自己紹介させて頂くわ。 刻韻高校生徒会長、雪風梨花よ」
・・・・
生徒会長……。あれ、雪風梨花? 聞いたことないな。
「それじゃあ僕も改めて自己紹介させて頂きますね。 夢ヶ崎真琴です。 よろしくお願いします。 早速で悪いんですが、僕がどうしてここに連れて来られたかわかりますか?」
「今日........、いえ、これから暫くの間は放課後生徒会室に寄って貰うわ。 理由はそうね........、生徒会のお手伝いかしら。 生徒会役員に興味ないかしら」
「無いです」
即答だった。
けれど先輩は予想してたとばかりの反応だった。
はぁ、と一言溜息をつくと、
「でしょうね。 じゃあアレよ、私の手伝いって事でお願いするわ。」
先輩の手伝い?
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