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思わず重すぎるほどのため息をついてしまう。
「どうした？ため息なんかついて」
「今日なんですよ。掛け持ちの担当さんとの初対面」
「そういえばそうだったな」
掛け持ちが決まって四日後。
これから初めての顔合わせ。
何をするのかもわからない未知で、今日は寝られなかったくらいだ。
「大丈夫だって。そんな緊張すんな。ほら、行ってこい」
「…行ってきます」
逢坂さんに肩を軽く叩かれて励まされた私はやっと足を踏み出した。
フロアについて、部署を確認する。
着いたところは、私の部署と同じくらいの広さの部屋。
深呼吸をして、恐る恐る入室する。
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