山の死闘

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結果から言うと死ななかった。でもかなりヤバイ状況だ。敵はこの洞窟の入り口前に既にいた。人数はかなり減っている。罠は竹槍の落とし穴、丸太落とし、丸太の振り子の主に三つ。どれも下手な場所に当たると死ぬような罠だ。それでも50人はいる。俺は急いで右手にチェーンソー左手にリボルバーを持つ。確実に入ってくる敵供のために策を練る。だが、考えつかない。仕方ないと思い実力行使に出ることにした。罠はもう全て敵にやられた。これ以上の増援はやばいのでエレキテルの電気による通信の妨害をしておく。そして、こちらから発砲した。「パンッ」「パンッ」「パンッ」「パンッ」「パンッ」と5発連発する。これにより5人が即死した。これも空間把握のおかげだ。弾詰めの時間も惜しいのでもう一丁のリボルバーでまた撃つ。「パンッ」「パンッ」「パンッ」「パンッ」「パンッ」また5連発する。今回は三人が即死して2人が軽症だ。弾詰めはせずチェーンソーを持って敵に突っ込んで行く。こちらに気づいた敵はこちらに発砲する。出来るだけ躱す躱す躱す、躱すことができないと分かるとチェーンソーの雷で誤爆を誘う。そして、辿りついた敵の最前線の奴は鬼の形相で発砲する。弾がなくなっても撃ち続ける姿は滑稽だ。そして、首を刎ねる。返しの刃で後ろの奴等を腹で真っ二つにする。 「オ前等弱イナァ」そう言って俺はひたすら特攻する。 だが、次の瞬間剣を持ったおっさんが"人では"あり得ない速さで突っ込み強襲してくる。俺はギリギリでそれを躱す。振り切るぐらいで次にこちらがチェーンソーの回転数と帯電を強力にする。これによりチェーンソーの大きさよりも一回り大きな攻撃範囲が得られる。そして、こちらも大振りの一振りをお見舞いする。「ドカーン」という爆発音と共にチェーンソーの近くの空間は爆ぜ、近くにいた人間では俺とおっさん以外肉片になった。遠くに数名いるがほとんどの者が腰を抜かし、床に座っている。一人だけ目の前のおっさんに目を向けている。そして、そいつは口をお開いた。 「田沼さん絶対無理です。死にます。あんな怪物に「甘ったれたこと言うな。だが、今はお前が周りの奴ら率いて援軍を呼んできてくれ。さすがに俺一人ではキツイ。頑張れ新任」はっはいわかりました。田沼さん。」 へぇーこいつ田沼って言うんだ。 フラグ立ててるし こいつも絶対俺と同じ人殺しだぜ。俺よりレベル高そうだな~こいつ。
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