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マジか!?
「助けるのが遅かったら完全に無に飲み込まれてたね」
あっぶねー! 助けてくれてマジサンキュー!
「お願いが在るんだけどいいかな?」
「おkおk。命の恩人みたいだから俺が出来る事なら何でもする」
「あ、やっと喋ったねー。
お願いだけど、地球とは違う『バトリア』って世界に転生して、駄女神が転生させすぎた力ある者を殺してほしいんだけど……いいかな?
地球とのパワーバランスが崩れてどちらも崩壊してしまうからね。
ミーは世界への干渉が難しくて追いつかないんだ。
よろしく頼むよ」
「いったいどんな世界なんだ? その『バトリア』ってのは」
「簡単に言ったら魔法のある世界だよ。
人間以外に魔物や亜人なんかもいる危険な世界だね。
魔法は、貴族しか使えないんだ。
まあ、魔法が使えたら貴族と言ってもいい。
魔法には属性があって『炎』『水』『風』『地』『光』『闇』の6属性。
人間は基本一人に一つの属性を持つんだ。
それなのに駄女神は一人に多量の属性を持たせ過ぎた力を与えて居てね……。
本当に使えないのに世界神なんかしちゃってさー。
おっと、話がそれたね。
転生した奴らは調子に乗って魔物を狩るもんだから生態系が崩れていっているんだよ。
だから、お願い。そいつら殺しちゃってよ」
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