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「……こうして、一日中ゴロゴロして、ギルドに依頼行って稼いで………いやぁ平和だなぁ」
寮の部屋でヤミちゃんとお昼寝しながらそう呟く
「ですねぇー」
「レミは今ごろ学校かな?」
「でしょーねー」
「毎日頑張るよな」
「ユーリは行かないの?」
「いかないよ。だって元の世界に帰るし、あまり友好関係は深めないのさ」
「の割りにはレミレミと親しげー」
「そりゃ仕方ないさ。使い魔契約したし。親しくしなきゃだろ」
「なんで使い魔契約したのさー。ほっといてー、帰る方法探すとかー、あったんじゃない?」
「んー、あそこで俺が断れば、レミは一生惨めなままだっただろ。折角、強くなる素質を持ってたんだ。勿体ないじゃん」
「ルナとどっちが強いかな」
「ルナだろ。レミに勝てる要素がみつかんわ」
「飛斑とルナはー?」
「んー、飛斑かな………あー、今ごろ何してるかな。」
『主ー!』
と、だらだらしているところに使い魔であるルルが窓から飛び込んでくる
「お…おう、ルル………どうした?」
俺は、内心めっちゃビビりながらルルに話しかける
ヤミちゃんは俺の後ろに隠れ、様子をうかがう
『あのね、面白いもの見つけてきたよ!人類に復讐しようとしてる奴居たんだ!』
ルルは、嬉しそうにそう言う
「へぇ、詳しく聞かせてくれよ」
『うん、えっとね……なんかね。スゴい偉い研究者が居たんだけど。その人の提案した生命を人工的に作り出す研究をしてたんだけど、他の研究者から見向きもされずに、世間からも見放されたんだって。それで、その研究者は一人で人工的に最強の生命を作り出して、人類に復讐するって言ってた。』
「よくそんなに詳しく調べてきたな」
『うん、なんか聞いてもないのに勝手に喋りだした。人造人間をホムンクルスって言ってたよ』
「へぇ……ハガレンかな。んで、実際どれくらい強いの?そのホムンクルスってのは」
ゴロゴロしながらルルに聞く
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