937人が本棚に入れています
本棚に追加
/113ページ
「そうだね、レミちゃんはいないの?気になる人」
「いないわ」
「あら、即答。使い魔君は?」
「感謝はしてるけど、恋愛感情はないわっ…っと…な、なに地震?」
悠長に話していると、突然大きな揺れに襲われる
「闘技場の方でなにか大きな音が聞こえた気がするけど……行ってみよう」
「そうね」
私は、素早く着替えを終えて闘技場に向かう
「な……なによ、これ」
闘技場に着くと、生徒が全員倒れいた。また、あちこち破壊された跡があり空中に3人の男が立っていた。
「レミちゃん」
「ダメっ!ユカリ、逃げて。そして先生を呼んできて」
「………わかった。すぐに呼んで戻ってくるね」
闘技場の惨状を見たユカリは、すぐに引き返す
「おい、アハト。また増えたぞ」
「そうだな。だが弱そうだぞズィーベ」
「何故、こんな雑魚しか居ない学園など狙わなければならない」
「まぁ、良いじゃねーかノイン。ジワジワと国の戦力を削いでいくんだよ」
「さっさと、全人類を滅ぼしてしまえば良いものを」
「それじゃあ、復讐になんねーだろー。ノイン。それよりも、あの女、殺そうぜ。俺にやらせてくれよ」
「好きにすれば良いだろズィーベ」
「おーけー、そこの嬢ちゃん。俺と遊ぼうぜぇ」
3人の男のうち、体の大きく、筋骨隆々の男が目の前に降りてくる
「あんたたち何者?……目的はなに?」
私は、レイピアを構える。まったく隙がない……この男、私よりもずっと強い
「目的?んなもん殺しを楽しむ以外ねぇだろ」
「……イカれてるわね。ここの生徒達を殺したのもあなた?」
なんとか、隙を見て逃げる……いや、時間を稼いで先生が来るのを待つ……どちらにせよ、一撃最初に与えて相手を怯ませて、距離をとって戦う
最初のコメントを投稿しよう!