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「そうだ。俺にはいかなる攻撃も通用しない……不死身の肉体だ」
「ホムンクルス、フラスコの中の小人………様は、肉体が器で、本体は体のどこかにある。それを潰せば終了だろ」
「そこまで知ってるか……だが、やれるもんならやってみやがれ!本体がどこにあるかも知らねぇのによ!」
ズィーベが、一直線に俺のもとに走ってくる
「……本体の場所がわからないなら、器ごと消すまでさ。ライトピラー」
ズィーベの足元から、光の柱が立ち上ぼり、ズィーベの肉体を覆いつくし天を貫く
「………ぐっ……くそ……が……」
柱が消えると、全身ボロボロになったズィーベが両膝をついていた
「随分と、魔法に対しては丈夫な体だな。安心したぞ。レミのお礼が十分にできそうだ……ライトピラー」
もう一度、同じ魔法を喰らわせる
「ぐあああああああああああああああ」
流石に、2度目は効くのか悲鳴を上げるズィーベ
だが、まだ終わらせるつもりはない
「ライトピラー」
魔法の終了と同時に、もう一度同じ魔法を発動する
「ぐおおおおおああああああああああ」
ズィーベは、光の柱の中で悶え苦しむ
「どうした?ほら、握りつぶすんじゃなかったのか?やってみせてよ。」
息も絶え絶えのズィーベに近づき、微笑みながら言う
「ふざ……けんな!」
「おっと……危ない危ない」
ズィーベの掴みかかってきた腕を、大鎌で刈り取る。更に鎌を振り回して胸の肉を切り裂く
「っぐああああああ!」
「美少女にはやっぱり大鎌が似合うと思わない?剣や弓なんかよりよっぽど様になってると思うんだよね」
「く……そが…」
傷を再生させるズィーベ
だが、再生する前に傷口に右手を突っ込み、体内でライトボムを使い爆発を起こす
「ごはっ…」
ズィーベは大量の血を口から吐き出す
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