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ユウリside
「どーも、こんにちわ」
ルルからあらかじめ聞いていた、本拠地……いや、研究所?……まあ、どっちでもいいがそこにやって来る
「何かが入っていた形跡のあるカプセルが9つ……残りの敵は8体ってことか……」
いいねぇ、まだまだ楽しめそうで……だが、まるでもぬけの殻だな
研究資料は残ってるみたいだが
俺は、研究資料を片っ端から漁っていく
「えーと、ホムンクルスの製造法は…魔方陣を描き 水35L炭素20kgアンモニア4L石灰1.5kgリン800g塩分250g硝石100gイオウ80gフッ素7.5g鉄5gケイ素3g チタン、ルビジウム、ストロンチウム、鉛その他人体を構成する無機物を魔方陣の上に居き、人の血液を足らし、人間の魔力を流し込む……か。こんな方法で人を作り出せるとは思えないけど」
できたとしても、魂のない脱け殻とか綺麗な死体とかだろ。
ていうか、人の構成物質って、地球と同じなんだな
ん?この魔方陣……似たようなものをどこかで見た気が……
つっても魔方陣なんてそうどこにでもあるようなもんじゃないし……あ、俺が使い魔召喚された時のやつだ
「ん?あれ?……ってことは」
魔方陣
人の材料
血
これ……もしかして、異世界人を召喚する魔方陣なんじゃ
「でも俺が戦った奴らはホムンクルスとしての自覚を持ってたしな」
もう少しよく調べるか。
もっと研究資料を漁ると、様々な事がわかってくる
「なるほどな、理解したぜ……この研究をやってた奴は復讐の為ならどんな手でも使うって感じの奴だな」
要するにその研究者とやらは、さっきの方法で異世界から強制的に異世界人、なかでも強靭な者を召喚し。自分に従うように命令した。
更に魔方陣には、元の世界との関わりを一切断絶でする、術者の魔法がかかるようになっている
歯向かう者は記憶をリセットし、自分は無から作り出されたホムンクルスだという記憶を植え付けた
だからあいつらは自分の事をホムンクルスだと認識していた訳だ。
しかも、異世界に召喚された者には、順番によって右手の甲に数字が浮かび上がるらしい。
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