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「さーて、明日から職探し頑張ろーっと!!」
私は言いながらガバッと起き上がった。
「は?」
隼人も釣られて起き上がる。
そして、、、
「バカか!
おまえの働き口はもう決まってんだよ!!」
「はあ?何言ってんの?」
「俺んとこ以外にどこに行くってんだ!!」
「うわっ!また始まった!!
言っときますけど、私は隼人と一緒に住む気も、働く気もないからねっ!!」
「おまえ、まだそんな事言ってんのか!?アホかっ!!」
「バカとかアホとか言い過ぎ!!
私はねー、自律した立派な女性になりたいの!!
だから、隼人とは一緒に住、ま、な、い!!」
「あっそ!そこまで言うなら、毎日おまえん家に通って、濃密なセックスをしてやるぜ!!
恥ずかしくて住めなくなるまでなっ!!」
隼人が私にベッと舌を出す。
私は、ハアーーー、と大きなため息をついて、
「…そんなに私と住みたいんだ。」
ボソッと呟いた。
「……悪りーかよ。」
隼人も小さく呟く。
私はそんな隼人が何だか子供みたいで可愛くて、
思わずクスッと笑ってしまった。
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