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あぁ、私のケーロン少佐…。
くそ!相変わらず可愛いぞ!ケーロン少佐!
私の頭はもはや、完全にパニックに陥っていた。
もし、今、鼻からペペロンチーノを食べた後、逆立ちで町内20周しろと言われたとしても、とりあえずやってしまうぐらいの追い込まれっぷりだった。
とりあえず、冷静を装い、傘を返すように懇願すると、彼はとんでもない条件を突きつけてきた。
「うーん、じゃあ、今度、俺とデートしてよ」
その発言によって、私の頭は処理しきれないほどにショートしてしまった。
呆然と立ち尽くす私に彼は無言の了解を得られたと勘違いしたのか、
「じゃあ、今週の日曜日、13時に大田原駅で待ってるわ」
などと、ルンルン気分でデートの約束を取り付けて去っていった。
その後、私は後ろに控えている本願寺に声をかけられるまで、ずっと同じ体制で固まっていた…。
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