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なんだい。ろくでもない世界の中にも、まともなものはあるんだね。
ほら、あの葉っぱとか。
いいもんじゃないか、生きてるってことは。
ふふ、そうだ、あんたはもう死んじゃったんだっけ。
お邪魔したね、楽しかったよ。
さて、アタシの身体に戻ろうか。
深く、深く、意識を沈めた。
ずぶずぶ沈んで、暗いところと、明るいところを百回くらい通りすぎて、ストンと突き抜けたところで目を開けた。
いつもの世界、いつもの景色。
ふん、と鼻で笑って片付けた。
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