確かなもの

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ゆっくりと沈めた腰を 深く浅く、交互に揺らして行く。 絡みついて吸い付くような 奈緒の感触に思わず目を 細めた瞬間。 「好き…」 「ん?」 「…好き…っ…」 ゆるゆると伸ばされた 奈緒の手が俺を探している。 それがたまらなく 刺激的で一気に俺自身が 崩れそうになった。 …それ、めっちゃ反則。 そう思いながら、 彼女の手をしっかりと 握りしめて囁いた。 「最初からそう言え」 だけどもっともっと お前を泣かせてあげる。 何があっても… 俺から離れられなくなるまで。
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