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呆然とした青海と奈緒に
俺は真実を打ち明ける。
「あの日…。
絵里が自殺する前…。
俺は絵里と言い合いになった。
アンタが思っている通り
俺は嫌がる絵里を
強引に家から連れ出し
彼女の身体を支配して
自分のものにしようと
したからね」
こんな事を聞かされたら
奈緒がますます俺を
信じられなくなって
しまうかもしれない。
けれど青海にだけは
どうしてもこの事を伝えたい。
それは俺自身が
絵里から歩み出すために。
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