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「俺、絵里にハッキリ
言われたんだよね。
俺の身体も、
親父さんの身体も好きだけど
本当に欲しいのは…
お兄ちゃんの心だ、ってさ」
言葉にしたら今でも
ズキズキとこの胸が痛む。
だけど奈緒にも
考えて欲しくて。
奈緒にも…
そこから歩み出して欲しくて。
もう二度と…
あの時の絵里のように
俺は奈緒を突き放したり
しないから。
俺の言葉を最後まで
聞いて欲しい。
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