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ポカンとした俺に
お構いなしに
奈緒は席を立ち
「琉惺、帰ろう」と促す。
何か違和感を感じつつも
まぁ青海に伝えるべき事は
伝えたし…
後は青海と佐伯塔子の
問題だけにこれ以上
俺が何かしてやれる事もない。
しぶしぶ立ち上がった俺に
青海が声を掛ける。
「八神君」
「は?」
「…ありがとう。
それと…奈緒をよろしく」
…ちょっとだけ
鼻の奥がツンと来た。
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