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砂浜に座りながら夕焼けを2人で見ていた。
「私…、失恋しました…。」
驚いたように雄大がこっちを見た。
「私ってなんでこうなんでしょう…。男運なさすぎて笑えません。」
雄大は黙って亜季の肩を抱いた。
「泣きたい時は泣け。溜め込むな。」
亜季は雄大の胸で泣いた。
雄大は亜季の背中に手を回そうとすると
「あぁー雄大が亜季さん泣かせてるー!!オーナー!大変ー!」
百合の大きな声で周りの視線が集まる。
「ゆっ百合さんっ!違いますよっ!あのっそのっ」
オーナーも来ると
「雄大、罰として後片付けを命ずる。これはオーナー命令だ。」
「違います!雄大さんは悪くないです。」
「罪人を庇うなら亜季さんにも後片付けを命じよう」
オーナーは笑いながらそう言った。
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