朝の歌。

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しばらくすると、朝食が運ばれてきた。 トースト1つ、バター、じゃがいものサラダ、牛乳だ。 メイドは、それらを天音の目の前に綺麗に置いていく。 そして、一礼をして、立ち去っていくと同時に、天音の好きな曲が流れてきた。 タイトルは、「初恋」という曲だ。 大好きな人に気持ちを伝えられないまま、病気で死んでしまった少女の歌だ。 そういう曲なのに、暗い曲でもなかった。 大好きな人を想う気持ちを生き生きと奏でられているからだ。
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