第1章

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変わり者の魔法使い。 私のおば、クロユリ。 私の母の姉。 会ったこともない。 写真すら見せてもらったことがない。 いないに等しいような存在だった叔母から私の所にも誘いが来た。 去年、私の姉も15歳の誕生日にクロユリさんの家に遊びに行った。 そして・・・次は私の番…。 姉の話では、ものすごい魔法使いだと言う。 母も尊敬する姉だと言う。 本音を言えば、誕生日くらい家でゆっくりしたいところだ。 でも、母も姉も私の気持ちはどうでもいいらしい。 なんとなく、クロユリさんのいいなりになっている2人に腹が立つ。
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