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私は瑞希君に夢中になった。
愛しくてたまらない。
会えない時間がもどかしくて、四六時中彼の事を考えてしまう。
でも学校での彼はあくまでクール。
私への接し方も前と同じ。
そのお陰で私たちが付き合ってる事はまだ誰も知らない。
そんな彼が二人っきりになった時に見せるリラックスした様子が堪らなく好き。
口下手で、刺々しい口調も好き。
その少し低めの声も大好き。
誰かにハマるっていうのはきっとこういう事なんだろうな。
そうやって水面下で愛を育み続ける私たちの事を知ってか知らずか、駿がやたらと私に近寄ってくるようになった。
「よっ！玲美！なんかボーッとしてるね！」
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