第7話 流れ落ちたホシ

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「し、してないし!」 駿は確かにカッコイイ。 彼に想いを寄せていた一人として、彼の事を好きになる気持ちはよくわかる。 でも、日が経つにつれて駿への想いは薄れていった。 瑞希君への想いが強くなる程、駿への想いは薄れていく。 そして一ヶ月が過ぎる頃には、私は駿と会話しても、目があったとしても、ドキドキする事はなくなってしまっていた。 「文化祭、一緒に楽しもうよ」 「う、うん……そうだね……」 夏の残暑も衰え出した九月の終わり、一年に一度の文化祭がやって来る。 私の頭の中には瑞希君とどうやって過ごそうかな、とかそんな事ばかり。 最近は授業すらまともに頭に入って来ない。 どうやら私の病も末期のようだ。
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