第7話 流れ落ちたホシ

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「うるさい!」 「きゃっ!」 左頬に強烈な痛みが走り、私はその場に倒れる。 柚葉ちゃんが私の頬をはたいた。 理由が全くわからない。 何で私が叩かれなくちゃいけないの? ジンジンと痛みを放つ頬を押さえて柚葉ちゃんを見上げる。 「あんた見てるとイライラすんだよね。マジムカつく」 「あぁっ!」 そして彼女は私のお腹を蹴り上げた。 鈍い痛みが全身を駆け巡っていく。 なんで? なんでなの? 私、彼女の機嫌を損ねるような事してないはずなのに……。
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