1章。1.

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周りから批判の言葉や文句が飛びかっている。男子生徒は構わずに麗を睨み続ける。    「せっかく…罰ゲームで、恥ずかしいの我慢して廊下を突進しよったのにッ…お前のせいで台無しやわッ!!」    何で罰ゲームが突進なの?笑 まあ、かなり下らない理由で威嚇をしていたそうで。   初めてだなあ…。俺にこんな事、言ってきた子。    興味もったかも。   「…ごめんね?」    そう言いながら髪の毛をフワフワと優しく撫でる。    「なっ、だから触んなやって…!!」    ふと、その時男子生徒の上履きが目に入った。 上級生…らしい。しかも3年。上履きの色がその証拠。    「…名前、何て言うの?」    「…先に自分の名前を名乗れや」    うわ、顔はかなり可愛いのに。性格が可愛いくなあい…泣    「俺は麗だよ。で、君は?」    「城山、葵…。やけど」    「葵ちゃんかあ…」    葵…。綺麗な名前。 顔や声、雰囲気…全部が凄く可愛いし、綺麗。 今までこんな子がいたなんて、気付かなかった…。    「あっ、葵ちゃん。ケガしてるよ。」    「あ、ホンマや。」    足が擦り傷だらけ。…よし!ここは素敵なうるぽんの出番★←黙れ    「ついて来なよ?手足してあげる★」    「えっ、や。ええよ?(嫌な予感するし)」    「遠慮しないでよ~。さあさあ、行くよー★」    「ちょ、ええってばああー!!泣」    麗は葵の言葉何か聞かずに、強引に葵を連れ去り、皆の前から消えた。周りの男女生徒はショックで何人も倒れていたそうな。
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